助け合える社風の中で、 一人ひとりが夢を叶える

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助け合える社風の中で、 一人ひとりが夢を叶える

M.Yさん 生産管理
2005年中途入社

agete C.Aさん デザイナー
2009年中途入社

女性従業員の多いエーアンドエスでは、子育てと仕事を両立するスタッフも数多くいます。生産管理課・M.Yさんと、アガットデザイナー・C.Aさんもそのひとり。自身の経験から、女性はもちろん、多様な背景を持った従業員の働きやすさについて語り合いました。

M.Yさん 生産管理

2005年中途入社

前職は金融系企業でシステム管理を経験。2005年に中途入社し、生産管理課に配属。現在、アガットをはじめ、エーアンドエスの全ブランドを統括的に担当している。15歳の子どもの母。

agete C.Aさん デザイナー

2009年中途入社

前職でアクセサリーブランドのデザイナーを経験した後、2009年に中途入社。カジュアル系ブランドやNOJESSの担当を経て、現在は、アガット専属のデザイナーとして活躍。3歳と9歳の子どもの母。

エーアンドエスに入社したきっかけを教えてください。

他ブランドやMDを経て念願のアガットデザイナーに。アピールできる機会は多い。

C.A:私はもともと、ファッションデザイナーを目指して服飾系の学校で学んでいたのですが、「小さくて、長く使えるもの」に興味を持つようになり、ジュエリーのデザイナーを志すようになりました。未経験ではなかなか難しいので、ステップアップを念頭に、まずはカジュアルなアクセサリーブランドに就職。経験を積みました。当時から、アガットには特別な憧れがあって、百貨店に入っているジュエリーブランドの中でも、挑戦的で、常に新しいデザインを打ち出している印象。そんな中、たまたま募集を見つけ、ダメもとで応募したところ、採用してもらえました。

M.Y:私はまったくの異業種からの転職です。大学卒業後、とりあえず採用が決まった金融系の企業に就職し、システム系の仕事をしていました。でも自分の仕事が「誰かの役に立っている」という実感がいまいち持てずにいて…。やりがいや達成感をもっとリアルに感じられる仕事がしたいという思いから、応募したのがエーアンドエス。ファッションやジュエリーなど、気持ちをキラキラさせてくれるものに触れたいという思いもありました。それから20年間、生産管理課に所属しています。

C.A:エーアンドエスは部署異動が多いので、20年間も同じ部署というM.Yさんはかなり珍しい存在ですよね。私の場合は、デザイナー職で採用されてから、ノジェスなど他ブランドのデザインやMDを経て、念願だったアガット専任のデザイナーになりました。

M.Y:私のようにひとつの部署で仕事を究めたいという人もいれば、いろんな部署で経験を積みたいという人もいますよね。評価のタイミングや社内公募など、希望を伝えられる機会は多いし、その中で自分に合った職種に出会えることもあると思います。

それぞれのお仕事の内容とやりがいを教えてください。

それぞれの立場で検討を重ね、いいものを生み出す。

C.A:デザイナーは、毎シーズンMDが決めたテーマに合わせ、商品デザインを書き上げるのが仕事。選ばれたものは設計図に起こし、それをサンプルに仕上げます。ひとつの型に対して10個以上サンプルを作ることもあり、それを何型も担当するとなると、予想外のことも起こりがち。そこで力になってくれるのが、M.Yさんのいる生産管理課になります。

M.Y:生産管理は、まさに縁の下の力持ち的存在です。仕事は大きく2つ、ひとつは商品を安定的に生産できる環境を整えること。金や銀、天然石といったジュエリーの材料は、世界情勢などの影響を受け、日々価格が変動します。そこで、私たち生産管理がメーカーとやりとりしながら、常に安定的に商品を提供し続ける必要があるんです。もうひとつは、新商品を出す際に、それが量産に耐えうるものかどうか判断すること。そのため、サンプルを作成する時点からデザイナーと二人三脚で動き、材料や細部のデザインについて、検討を重ねていきます。

C.A:デザイナーとしては、やはり新鮮さを届けたいという想いから、「この石を使いたい」「このデザインにしたい」とチャレンジしたくなるもの。そこを生産管理は、冷静な視点で判断し、アドバイスをしてくれます。お互いがそれぞれの立場に責任を持って、検討を重ねていく作業は、いいものを生み出すうえで欠かせない重要なプロセスです。

自身のライフプランについてどのように考えていましたか?

産休からの復帰。周囲のフォローが助けになった。

M.Y:私は学生の頃から働くことにとても憧れを持っていたので、子どもができても、「仕事を辞める」という選択肢はありませんでした。出産や産休を経て、20年のキャリアを積み重ねることができたのは、周囲のサポートのおかげ。部署の方々には本当に助けてもらいました。いまは、あの頃の恩返しをするようなつもりで、困っている社員がいたら、力になるようにしています。

C.A:私はエーアンドエスに入社した当時、先輩デザイナーに子持ちの方が4人もいて、心強い気持ちになりました。実際、自分に子どもができたときも、当たり前のように周囲がフォローしてくれて。とはいえ、第一子の産休に入ったときは、かなり焦りも感じていて、デザイン力が衰えないよう、デザイン画を描いたり、新作をチェックしたりしながら日々過ごしていたのを覚えています。仕事に復帰した初日には、「自分が自分として働いている」ことに改めて感動しました。

M.A:その気持ち、すごくよくわかります! 第二子のときもやっぱり焦りを感じました?

C.A:焦らずともちゃんと復帰できるとわかっていたので、育児に集中できました(笑)。今思うのは、私にとっては、育児で得る平穏な気持ちも、仕事で受ける刺激も、自分には、どちらも大切なんだということ。いいバランスで働けるのは、やはり会社の制度や周囲の協力のおかげだと感じます。

女性従業員が多いエーアンドエスですが、制度や環境づくりの面で「働きやすい」と感じることをお教えください。

制度を使うことに負い目を感じるようなムードは一切ない。

M.Y:私が出産した15年前は、まだ会社の制度があまり整っておらず、復帰後の時短勤務も3歳まででした。だから子どもが熱を出して急に呼び出しされても、周りにフォローをお願いするしかなくて。いまは、小学校3年生まで時短勤務が可能ですし、テレワーク制度もあるので、子育て中のスタッフは活用している人が多いようです。

C.A:私もテレワーク制度をよく利用しています。おかげでこなせる仕事量が断然増えました。エーアンドエスでは、テレワークだけでなく、有給や育児休暇といった制度を使うことに負い目を感じるようなムードは一切ありません。また、子どもがいないスタッフばかりに負担がかからないよう、管理職もバランスを見てくれています。どんなライフプランを選択しても、安心して仕事ができる環境だと感じます。

エーアンドエスではどんな人が活躍できると思いますか?

抱え込まず、誰かに頼れることも大切。

M.Y:“もの”に興味がある人ではないでしょうか。どんどん新しいものを生み出していく中で、その一つひとつに愛情を持つことができるかどうかは、とても重要なことです。特に生産管理の仕事は、そのものの悪い部分を見つけていかなきゃいけないので、そのうち、見るのも嫌になってしまうようなこともあるんですよ。でも、時間が経てば「やっぱりきれいだな」「頑張ってよかったな」と思える。私も“もの”が好きだから、20年もこの仕事を続けられたのだと思います。

C.A:責任を持って取り組めるということが大前提で、だけど、抱え込まないで助けを求められる人だと思います。エーアンドエスのジュエリーは、変化を厭わないというか、チャレンジングな商品を作ることも多いので、一方ではトラブルも起こりやすいんですよね。そういうとき、誰かに頼ったり、相談したり、柔軟に対応できることは、すごく大切です。また、デザイナーの場合は、個人の頑張りだけでなくMDや生産管理など、他の部署の人とのつながりが重要になります。作家としてではなく、企業デザイナーとしての視点を持てるかどうかは、ポイントになってきそうです。

M.Y:エーアンドエスは社歴や経験関係なく、挑戦できる社風もありますよね。私も、若手のデザイナーの子と関わることがよくあります。

C.A:M.Yさんがお母さんのように若手をフォローしてくださっている場面をよく見ます(笑)。エーアンドエスは、部署に関わらず、温かい目で見守ってくださる先輩方がとても多いので、安心して働けますよね。

求職者へ向けてメッセージをお願いします。

M.Y:自分のリズムを大切に働ける、“働きやすさ”こそが、エーアンドエスの魅力だと感じます。小さいお子さんがいる方、家族の介護が必要な方など、さまざまな事情があっても、自分に合った働き方の選択肢が見つかると思うので、ぜひ長く働く仲間になっていただけたら嬉しいです。

CA.:エーアンドエスは、それぞれが自分の得意なことを活かして働ける職場。みんなが互いの苦手を支え合い、助け合える環境があります。ひとりでなんでもできなきゃいけないということはありません。たったひとつでも得意なことがあれば、ぜひ自信を持って門を叩いていただきたいです。エーアンドエスなら、その得意なことをもっともっと伸ばせるはず。一緒に夢を叶えましょう。

あなたにとって最も思い入れの深い、お気に入りアイテムを教えてください。

M.Y:このアガットのリングは、実は研修で自作したもの。入社して間もない頃、石留めや研磨など、メーカーさんで行われている工程を実際に体験することで、どのように商品ができあがるのかを学びました。メーカーさんとやり取りをする今も、その苦労を知っているといないとでは、やはりお願いの仕方やコミュニケーションが変わるなと感じます。

アガットのダイヤモンドネックレスは、あるドラマの中で人気女優さんが身に付け、大ヒットしました。当時は生産が追いつかず、てんてこ舞いの日々でしたね。あの日々があったからこそ大きく成長できた気がします。

C.A:クリスマスシーズンの限定品は、心待ちにされるお客様も多く、一番の目玉とも言える商品です。このオパールオニキスのピアスは、2013年にアガットのデザイナーになって初めて担当したもの。その責任の重さに、すごくドキドキしたことを覚えています。

このジュエリーウォッチも、2014年に初めてデザインを手がけた限定品です。文字盤のフォントが、当初自分が希望していたものと変わってしまったという苦い思い出付き。コミュニケーションの大切さを学んだ、見るたび初心を思い出す一品です。

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