
PEOPLE
高い目標を後押ししてくれた、“発言できる”風土
agete MD
2013年中途入社
ジュエリーデザイナーを目指すため、販売職に飛び込むことに。ジュエリーアドバイザーとしての経験を経て、選んだのはMD職。粘り強く経験を積んで獲得したのは、自分が納得できるまでとことん物事をやり通す力だった。

agete MD
2013年中途入社
専門学校でジュエリーデザインを学び、エーアンドエスに入社。アガットのジュエリーアドバイザーを務めたのち、社内制度「ドリーム・ゲート」を活用し、2022年からMDとして勤務する。
いまの仕事内容について教えてください。
「ブランドの方向性」を決定するのがMDの仕事です。
年間やシーズンで製作・買い付けをする商品のプランニングを中心に、売り上げ分析、ECサイト用の撮影、インスタライブに至るまで、仕事は多岐にわたります。アガットをどのようなブランドにしていくか、その方向性を決定づけるのがMDの仕事。あらゆる場所に顔を出し、関わる人も多いです。実は店舗の制服もMDが企画して作っているものなんですよ。
ちょうどブランドが35周年を迎えることもあって、現状維持ではなく先の未来を見据えて、もっと多くの人にアプローチしていかなければと思います。アガットが発展していくために、性別や国籍を超えていけるような企画、商品作りを求められているんです。
エーアンドエスに入社を決めた理由は?
ジュエリーを作るには、まず「市場を知ること」が必要でした。
ジュエリーデザイナーになりたくて専門学校を卒業したのですが、なかなかうまくいかず…。そんな時、尊敬する先生に「デザインするうえで市場を知っておくべきだ」とエーアンドエスを紹介していただいたんです。ジュエリーの販売職はきっと難しいだろうと想像していたのでできれば避けたかった職種だったのですが(笑)。恩師の言葉もあって、やってみようかなと。
「ものづくりやデザインへの気持ちは絶対忘れないように」という意志のもと、ジュエリーアドバイザーとして入社しました。

入社からこれまで、どのような仕事を担当してきましたか?
ジュエリーアドバイザーをやりきってから、「ドリーム・ゲート」でMDに。
販売未経験だったのですが、達成感を感じられないと次にいけない性格で。配属店の店長などには「いつかデザインもしてみたい」と話しつつも、がむしゃらにジュエリーアドバイザーという仕事に向き合っていました。
何年か経って、ようやく少しずつジュエリー販売に慣れてきた時に、「ドリーム・ゲート」制度が立ち上がりました。それからは「ドリーム・ゲート」にチャレンジしてみたいという気持ちが強くなってきました。
「ドリーム・ゲート」は、簡単に言うと社内転職制度。一定の経験を積んだ社員が、希望する職種へ手を挙げられるというものです。人事担当者が目を通したうえで、希望職種の部長との面談があったり、エントリーシートを提出したりするので、しっかりと自分のキャリアに向き合うことになります。無事に希望が通ってMDになれたこともうれしかったですが、今後の行き先を考えるきっかけにもなったので、挑戦してよかったなと感じています。
なぜMDを目指そうと思ったのですか?
「グッドアイデア賞」に応募したのがきっかけでした。
ジュエリーアドバイザーとして経験を積んでいた時、「グッドアイデア賞」への社内公募がはじまって。職種に関わらず、自由な発想で商品アイデアを社内公募するもので、販売の仕事の傍らデザインを描いて応募し、賞をいただきました。
お客様と直接コミュニケーションを取りながらジュエリーを販売する中で、どんなものが求められているのか、感覚的に掴めるようになってきていて。そんな経験から「こういうものがアガットにあったらいいな」と形にできたのが大きな受賞理由だと思います。受賞作は実際に商品化もして、自分の手で販売までできたのはうれしかったです。その時にMDの方とやりとりして、今の職へ行きたい気持ちも高まりました。

仕事のやりがいを教えてください。
試行錯誤して企画した商品が売れた時の達成感はひとしおです。
MDはとにかくやることが多くて、マルチタスク。正直しんどい時もあります。ただ基本的に自分が企画した商品の行方を追っていく仕事なので、その商品が売れる瞬間がやっぱり1番やりがいを感じますね。
MDに異動したばかりの頃、自発的に企画の提案したり、意見を言ったりとやりたいことを積極的に発信していったところ、あるアイデアを企画として採用してもらえることになって。結構高価な商品になってしまったのですが、それが想像以上のスピードで完売した時は本当に涙が出そうになりました。
働くうえで大事にしていることはありますか?
各所の意見を吸い上げ、噛み砕き、自分が納得できる結論を出すこと。
ブランドを作り込んでいくにあたって、さまざまな部署からたくさんの意見を吸い上げなければなりません。会議の場でも、多様な発言が飛び交います。そんな状況では自分の意見が通らないことも。その時に、“妥協”にならないように気をつけています。
たとえ異なる意見でも、必ず納得できるまで考え、自分の中に落とし込んでから進行するようにしています。いいものを作るためにも、自分の信念を曲げないようにしよう、と。
あなたの考える、「エーアンドエスらしさ」とは?
傾聴する姿勢と、意思をはっきり伝える力を併せ持っています。
発言しやすい環境だと思います。もちろんいつでも自分の意見が通るわけではないですが、立場に関係なく耳を傾けてくれるのはエーアンドエスのよさだと思います。
そういった空気感があるからこそ、臆することなくしっかり主張できる人も多いのかもしれません。私が活用した「ドリーム・ゲート」制度なども、エーアンドエスらしい文化から生まれたものなのではないかと思います。

求職者の方に向けて、メッセージをお願いします。
目標を高く持っていれば、その分しっかりと応えてくれる会社です。
自分の意思がはっきりしていて、目標に向かってまっすぐ進める人が理想です。意見を言えることが、この会社で最も求められる資質なのかなと。いろんなことに手を挙げたり、やりたいことを宣言すれば、エーアンドエスは必ず応えてくれる会社です。たとえば私のように店舗から本社へ異動することもできますし、ジュエリーアドバイザーという仕事を突き詰めていくこともできます。
本当にたくさんチャンスを得られる場所なので、何かに挑戦したいという気持ちや、ビジョンがある方にはぜひチャレンジしに来てほしいです。
あなたにとって思い入れの深いジュエリーを教えてください。
アガットのシルバーリングと、ヴィンテージコインリング。

入社時に展開されていた、このラブラドライトのリングは、尊敬する専門学校の先輩がデザインしたもの。当時は地金がゴールドのものが好きだったのですが、素敵な先輩たちと出会って「シルバーもかっこいい」と思いはじめて。2021年に復刻したものを購入しました。一生モノですね。
ヴィンテージコインのリングは、身につけていると男女問わず声をかけてもらえることが多いもの。MDとして人と出会う機会も多いので、何かと出番の多いリングです。