

愛でるケア
愛着を深める”愛でる“ケア
ジュエリーの美しさを保ちながら、長く付き合っていくためには日々のケアが欠かせません。製品を手に取った誰もが正しいお手入れができるように、必要なケア用品と方法をまとめました。大切なジュエリーと向き合う、その時間が愛着を深めるひとときになりますように。

愛でるケア
愛着を深める”愛でる“ケア
日常では気が付かない、些細なことが輝きを曇らせる
身にまとうたびに、私たちの心を魅了するジュエリー。出会った時の輝きが永遠に続くように思えますが、残念ながら変わらないジュエリーはありません。変色したり、くすんだり、時間とともにその見た目は変化していきます。
その要因となるのは、日々の何気ないこと。汗や香水、洗剤、化粧品の付着などさまざまであり、ジュエリーに使われている金属の種類によって変化の表れ方も異なります。もちろん、それらを受け止めてヴィンテージらしく経年変化させるのもひとつの楽しみです。
しかし、一度変色してしまったジュエリーを、ご自身で元の姿に戻すのは簡単なことではありません。手に取った時のままの魅力を保ちたいのなら、日々のケアを欠かさずに。自分の手でケアをしたジュエリーは、より一層の愛着の湧くかけがえのない存在になることでしょう。
事前準備|ホコリと油膜を落とす
大切なジュエリーのケアをするためのファーストステップは、「ホコリや油膜を落とすこと」。ジュエリーの種類によって、馬毛のブラシやマイクロファイバーなどを使い分ける必要があります。
石が留まっている、あるいは透かしデザインのジュエリーにはブラシケアがおすすめです。この工程は「汚れをこすり落とす」というより、「やさしくブラッシングする」イメージで。豚毛や馬毛のブラシのほか、毛のやわらかい歯ブラシでも代用できます。
その他のアイテム、面のある地金ベースのジュエリーは、マイクロファイバーのクロスを使ってやさしく拭きましょう。代用品としては研磨剤なしのクロス、身近なものだとメガネ拭きを使用しても問題ありません。
ホコリや油膜が拭き取れたら、ジュエリーの種類や金属、汚れに合わせたケアをしていきます。ご紹介する3パターンのケア方法から、いずれかをお試しください。
(1)研磨剤ありのクロスケア ※ゴールド / シルバー製品
(2)クロスでは取りきれない汚れ
(3)手が届かない細かな隙間の汚れ
※表面加工、マット加工、古美加工がされた製品にはご使用をお控えください。
※その他、一部の素材や加工によってはご使用いただけない場合がございます。必ず製品付属の説明書に記載されている使用上の注意をご確認ください。
(1)研磨剤ありのクロスケア ※ゴールド / シルバー製品
ゴールドやシルバー製品についた、小傷や擦り傷を取りたい場合には「研磨剤ありのクロス」を使ったケア方法がおすすめです。
※表面加工、マット加工、古美加工、メッキ加工がされた製品にはご使用をお控えください。
※新品、または新品同様のものに使用しないでください。
手順は簡単です。ホコリと油膜落としが終わったジュエリーの汚れや傷を、研磨剤ありのクロスで拭き取るだけ。地金のくすみや擦り傷が軽減されてきます。
シルバー製品の場合は、艶感を出すためにマイクロファイバーで仕上げ磨きをしてもよいでしょう。
気をつけたいのは、「金属を磨く」のではなく、「やさしく滑らせる」イメージで拭くこと。また、市販品のクロスをお使いになる場合は、ゴールド用やシルバー用など地金の金属に合った製品をお選びください。金属と研磨剤の種類が合わないと、細かな傷が付いてしまう可能性があるのでご注意を。
エーアンドエスの愛でるケアでは、ゴールド向けとシルバー向け、それぞれのクロスでご用意しています。
(2)クロスでは取りきれない汚れ
ゴールドやシルバー、プラチナ、メッキ製品のクロスでは拭き取れない汚れや変色を落としたい場合、またはダイヤモンドのケアをしたいときに、おすすめなのがスプレータイプのクリーナー。
※表面加工、マット加工、古美加工がされた製品にはご使用をお控えください。
まずは、スプレーをマイクロファイバーなどのやわらかいクロスにワンプッシュ。ジュエリーを磨いていきます。
クロスで汚れが落としきれない場合、毛のやわらかなブラシで磨くことで綺麗になることもあります。ブラッシングした際は、必ずブラシ本体を洗うこともお忘れなく。
汚れが落ちてきたら、クリーナー液がついていない別のやわらかいクロスで拭き取ります。クリーナーが残って長時間さらされてしまうと、ジュエリーが変色する可能性があるので、しっかりと拭き取るようにしてください。
また、使用後のスプレーは、キャップをしっかりと締めて保管しましょう。
(3)手が届かない細かな隙間の汚れ
ゴールドやシルバー、プラチナ、メッキ製品の透かしのデザインや、ダイヤモンドのリングの裏側など、手が届かずお手入れが難しい箇所にはペンタイプのクリーナーがおすすめ。今回は、ペン先からクリーナー液が染み出てくるタイプで、ケアの手順をご紹介します。
※表面加工、マット加工、古美加工、のり留めがされた製品にはご使用をお控えください。
ペンタイプは最初にキャップを外して、黒い部分を時計回りに回してください。ブラシの先端からクリーナー液が染み出してきたら、泡立てながらブラッシングを始めます。泡がジュエリーの細かな隙間まで入り込むように、丁寧に洗浄してください。
ブラッシングが終わったら、うつわに入れた水で、クリーナー液をゆすぎます。リング裏側の隙間や透かし細工などには泡が残りやすいので、洗い残しがないかしっかりとチェックしましょう。
ゆすぎ終えたら、マイクロファイバーなどのやわらかいクロスで、ジュエリーの水分を拭き取って、ケアは完了です。
ブラシは先端に残ったクリーナー液を水でゆすいだ上、水分をしっかりと拭き取り、必ずキャップをして保管してください。
身につけるたびに美しく、愛着が湧くように
お手入れをするため、ジュエリーと向き合う労力と時間をかけるほど、その愛情も深まっていくもの。身につけるたびにより美しく、愛着の湧いた、他には変えがたいもの。そんな特別な存在に“育てる”ために、日々のケアから始めてみてはいかがでしょうか。
※「愛でるケアに掲載の商品」の発売は8月下旬ごろを予定しております。
▼クリーニングについて
店舗でもクリーニングサービスをご提供しておりますので、お近くの店舗にお持ちください。長くご使用を続けていくと、変色や汚れなどはクリーニングだけでは落ちきらないものもあります。無理にご自身でメンテナンスをせずに、店舗スタッフ・カスタマーサポートにご相談ください。
▼アフターサービス・修理については、下記のURLよりご確認ください。
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